松尾 実咲(2018 年 8 月 中途入社)
技術本部 システム開発統括部 フロントエンド&UI/UX部
大学時代は書道を専攻し、卒業後は証券会社に就職。法人営業に携わる。2018 年 8 月にクラウドエースに転職し、役員秘書として、経営陣のサポート業務や全社イベントの企画・運営などに従事。2021 年 4 月にシステム開発部に異動し、現在はフロントエンドの開発を担う。プライベートでは書道や料理、アメコミ映画の鑑賞が趣味のインドア派。
クラウドエースを選んだ理由を教えてください
今はエンジニアとして働いていますが、もともとは役員秘書としてクラウドエースに入社しました。前職は証券会社で営業をしており、IT 分野とは無縁だったものの、業務での業界分析を通して Google やクラウドの成長性は感じていました。営業からバックオフィス系への転職を考えていたとき、クラウドエースで秘書を募集しているのを目にして応募。入社後は、秘書として経営陣のサポート業務などに携わってきました。
せっかくクラウドエースに入ったのだから Google Cloud について学ぼうと考え、秘書業務のかたわら、会社に置いてある技術書を読んだり同僚のエンジニアに技術を教わったりしながら勉強しました。資格取得にもチャレンジし、秘書時代に Professional Data Engineer と Associate Cloud Engineer を取得。会長の吉積さんから「うちの会社は秘書も Data Engineer を持っている」とネタにしてもらったこともあります(笑)。
秘書からエンジニアに職種変更した経緯を教えてください
Google Cloud を学び、システム開発に関する知識を深めていくなかで、フロントエンド開発に携わってみたいという気持ちが大きくなっていきました。エンジニアとして他社に転職することも考えたのですが、できることなら大好きなクラウドエースで働き続けたくて。その思いを正直に会社に伝えたところ、ありがたいことに役員をはじめ、関係部署の方々が動いてくださり、部署異動が実現しました。コーポレート部門の方が「一緒に過ごしてきた人が今度はエンジニアとして、私たちが使う社内システムを手がけてくれるのはすごくうれしい。ぜひ頑張って」と、温かく送り出してくれたことは本当に励みになりました。
とはいえ異動してすぐは、何もかも分からないことだらけで、毎日悪戦苦闘していました。それまで 1 年ほど独学はしてきたものの、いざ実際にシステム開発に携わってみると、まったく通用しないことを痛感させられました。それでも、上司やメンターをはじめ、ディビジョンの皆に分からないことは片っ端から質問し、自分にできることを一つひとつ地道に増やしながら乗り越えてきました。相談や質問にいつも快く答えてくれる仲間に助けられて、ここまで来られていると思っています。
現在担当している仕事を教えてください
フロントエンドエンジニアとして、システム開発案件に携わっています。システムの中でもユーザーが直接触る画面を作る仕事です。同じフロントエンド&UI/UX部に在籍する UI/UX エンジニアが作成するデザインを元に、実際に手を動かしてコードを書き、画面を実装します。実装はスピードを意識しつつも、デザインに忠実に、配置やサイズなど細かい点も妥協がないよう心がけています。フロントエンドの開発経験を積む中で、バックエンドの基礎知識の必要性を感じる場面も多くなり、バックエンドも学びたいと考えています。
担当する案件は業界や社内外に関わらず幅広く、あらゆる経験を積めています。少し前は、社内システムの改修案件に関わったのですが、システムの仕様について CTO の高野さんと打ち合わせをする機会がありました。秘書時代にスケジュールの確認をしていた役員を相手に、今は仕様の確認をしていることが何だか感慨深くて(笑)、「エンジニアになったんだな」と改めて実感した出来事でもありました。社内のさまざまな人の理解や働きかけがあって実現したエンジニアへの転向なので、一つひとつの仕事にベストを尽くしてスキルアップしていくことで、少しでも恩返しをしていければと思っています。
仕事のやりがいや醍醐味、面白さについて教えてください
システムの中でもフロントエンドは、直接ユーザーの目に触れて操作を行う部分であり、お客様にとってもシステムに対する印象を大きく左右する部分でもあります。そうした表側の開発に携われることにはやりがいを感じます。私は学生時代に書道を専攻して作品制作をしていましたが、書道は 1 枚の紙に対してやり直しのきかない一発書きの世界。それに対しフロントエンド開発は、1 つの画面に対してコードやツールを試行錯誤できる点は面白いと感じます。
何より書道と通じますが、見た目がきれいな画面を作ることに没頭している、その時間がとても楽しいですね。また、書き上げたコードは自分自身の経験として蓄積したり、ノウハウとして共有し合えるのでとても資産性の高い仕事だと感じます。達成感や成長をどんどん積み上げていける点でもやりがいがあります。
どんなときに、クラウドエースのコアマインド『H+HTTPS』を感じますか?
クラウドエースに入って驚いたのが「このままの自分を出して良いんだ!」ということです。私も本来の性格はわりと正直な方ですが、前職の証券会社の営業活動では、契約を取るために本音を隠して顧客に接することも多く、そこで消耗していた面もありました。クラウドエースに入って、コアマインドとして根付く「正直力」に触れるなかで、私が前職でしていたコミュニケーションは、長い目で見て自分自身も相手も幸せにしない小手先のものだったと気付かされました。
今いるシステム開発部のメンバーも正直力が高い人ばかりで、本音で会話することで以前より納得感を持って仕事に取り組めるようになりましたし、日々のコミュニケーションにコストやストレスが少なく意思疎通できる点はありがたいですね。正直な発言から笑いが生まれる場面も日常にあったりして、私自身も常にオープンマインドで、プラスなこともマイナスなこともまずは伝えられる人でありたいなと思います。
クラウドエースに関心を持つ人にメッセージをお願いします
クラウドエースの社風の魅力は、言葉では言い尽くせないところがあるので、ぜひ実際に入って体感してほしいと思います。在籍しているエンジニアには、私のような文系出身をはじめ、さまざまな経歴や背景をもつメンバーがおり、チームとなって力を発揮しています。また、キャリアチェンジに限らず、本人が仕事を通して実現したいことに耳を傾け合えるカルチャーがあります。ぜひ、自分から積極的に発信をする人、リーダーシップを発揮して会社をさらに盛り上げてくれる人が、仲間に加わってくれたら嬉しいですね。一緒に仕事ができる日を楽しみにしています!
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